温度計 テクニカルマガジン
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高精度にガラスの温度測定を行うなら

汎用的な非接触温度計、サーモグラフィでガラスの温度測定を行うには背景の温度も測定してしまうため難しいとされていました。
しかし、特定の波長だけの測定を行う非接触温度計/サーモグラフィを使用することで安定したガラスの温度測定が可能になります。

1.ガラスの特性

ガラスの分光特性は素材の種類や厚さによって変化するため、波長ごとに放射する赤外線エネルギー量が異なります。(赤外線エネルギーについて)
代表的なガラス素材 代表的なガラス素材の放射率と波長の関係図
→上記のグラフから代表的なガラス素材は5〜7.9μmの波長が放射率が高く、7.9μmがピークであることがわかります。(放射率について)

「代表的なガラス素材の放射率と波長の関係図」を確認すると7.9μmの波長が最も放射率が高いことがわかります。汎用タイプが測定可能な8~14μmの波長は放射率が安定していないため、背景物体の熱の影響(透過)を受けてしまします。
ガラス測定専用の温度計(7.9μm)
汎用タイプの温度計(8〜14μm)

2.厚みによる透過率の変化

ガラスは厚みによって透過率が異なります。(透過率について)
厚みによる透過率と波長の関係図
→0.2mm以下のガラスであれば7μm以上の波長の透過率が低くなります。

まとめ

・代表的なガラスは5~7.9μmの波長を多く放射しており、7.9μmがピークとなる。
・薄いガラスは7μm以上の波長の透過率が低くなり、背景の温度を測定しにくくなる。
→高精度にガラスの温度測定を行う場合は7.9μmの波長を測定できる非接触温度計/サーモグラフィを選定する。

■ガラスの温度測定に特化した製品
  • スポットで温度測定
  • ガラス測定専用非接触温度計
  • GTL-G7
  • 測定波長:7.9μm 
    測定温度範囲:+100~+1200℃
  • 複数個所をエリアで温度測定
  • 設置型赤外線サーモグラフィ
  • OPTPI640G7
  • 測定波長:7.9μm
    測定温度範囲:+200~+1500℃

当社は幅広い検出波長に対応した温度計を数多く取り揃えており、ガラス以外でも金属、フィルムといった従来温度測定が難しかった特殊素材に特化した温度計で、高精度に温度測定が可能となります。(ラインアップページへ)

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