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高温金属の温度測定

金属は周囲の物体から放射される赤外線を反射する性質から、非接触式の温度計では温度測定が難しいとされていました。(放射率について) 
そのため接触式を使用するケースが多くみられますが、火花が散るような高温環境下で接触式を使用すると危険が伴います。
そこで、高温な金属でも安全かつ高精度に温度を測定することができる温度計と測定のコツをご紹介します。

1.測定対象の温度帯に合わせて温度計を選定する
あらゆる物体は様々な波長の赤外線を放出していて、物体の温度が変わると放出される波長とその量が変化します。非接触式では赤外線放射量が多いほど正確に測定できるので、対象の温度帯に合った波長の温度計を選定することにより、精度良く測定することが可能です。
(波長について)
■物体の温度と波長の関係
下表は物体の温度ごとの赤外線量と波長の関係を表しています。
温度ごとの赤外線放射量と波長の関係図
  • Q
  • A、B、Cの波長帯のうち、1500℃付近で赤外線放射量が多いのは?

A

1500℃付近ではAの波長(0.8~1.6μm)は赤外線放射量が多く、Bの波長(4~6μm)やCの波長(8~14μm)は赤外線放射量が少ないことがわかります。 Aの波長(0.8~1.6μm)を測定する専用温度計を選定することで、正確な測定が可能となります。

  • 高温金属を高精度に測定するなら
  • ■サーモグラフィ
  • 高温金属測定タイプ
  • OPTPI1MLシリーズ
  • OPTPI1MLシリーズ
  • 0.85~1.1μmの測定波長帯により、高精度に測定できます。
    また最高1800℃まで温度測定が可能。エリアで温度測定可能なため、温度分布の解析に最適です。
  • 【測定温度範囲】
    +450~+1800℃
  • スポットで定点観測するなら
  • ■非接触温度計
  • 高温金属測定タイプ
  • GTL-1M/2Mシリーズ
  • GTL-1M/2Mシリーズ
  • GTL-1M
    【測定温度範囲】
    +485~+2200℃
  • GTL-2M
    【測定温度範囲】
    +385~+2000℃
  • 1.0~1.6μmの測定波長帯により高精度に最高2200℃まで温度測定が可能。
    ツインレーザにより測定視野の確認とセンサヘッドの位置決めが容易です。

2.溶解金属の温度を測定するなら
溶解金属の注湯工程では、金属が冷やされることによって発生する「鋳巣」などの鋳造欠陥を防ぐため、温度管理が重要です。 しかし金属が流動するため、非接触温度計による定点観測では測定値のバラツキが発生してしまいます。
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サーモグラフィがおすすめ!
当社のサーモグラフィであれば、測定視野内の最高温度を常に測定する「ホットスポット測定」が可能です。以下はサーモグラフィで注湯温度の定点観測とホットスポット測定を比較した動画です。定点観測は温度のバラツキがあるのに対して、ホットスポット測定は安定しています。

さらに詳しく知りたい方

デモ機でテストしたい方




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