製品を探す
サイト内検索
他社型式・Quickコード検索
製品を探す
Quickコードカタログの
4ケタコード

【5】オプテックス・エフエーの変位センサ

最後に弊社オプテックス・エフエー株式会社の変位センサについて紹介する。 オプテックス・エフエー株式会社では新製品の変位センサ「CDXシリーズ」をリリースした。



写真1 CDXシリーズ

これは三角測量の変位センサとしては世界最高である直線性±0.015% of F.S.を実現した高精度な変位センサで、前述のイメージセンサ「ATMOS」を搭載し高感度・高速な測定を実現している。
素子・光学系の高感度化により、レーザクラスは全シリーズで「Class1」となっており、安全性が高い。これにより簡便な安全対策での導入が可能となっており、この点でもコストメリットを出す事が可能となっている。
サンプリング時間も最速12.5μsと高速な上、ATMOSによる自動フィードバックがあるため、高速な変化に対しても安定して追従が可能である。

本体構成はセンサヘッドとケーブルのみとなっており、アンプユニットは存在しない。
センサヘッドから直接Ethernetに接続可能のため、測定結果を直接PLCやPCに取り込む事が可能となっている。
Ethernet環境が現場にないため、アナログ出力が欲しいという場合には、弊社変位センサ用アンプユニットCDAシリーズを使用する。
このユニットを介する事で「アナログ出力」「デジタル出力」「CC-link接続(CC-linkユニットを接続して使用)」という出力の拡張が可能となっている。
アンプユニットがないため、価格も35万円と、高精度変位センサとしては非常に安価に導入できることも特徴である。Ethernetで完結するユーザには簡単・安価にしつつ、アンプユニットによる拡張性も同時に実現している。

このほか、小型・安価な変位センサとしてはCD22シリーズ(150mmまでの短距離用)、CD33シリーズ(150mmより長い中距離用)と複数のラインナップを用意しており、測定内容に応じた提案が可能となっている。

写真2 CD22シリーズ     写真3 CD33シリーズ

おわりに

変位センサはFAで標準的に使われるようになったものの、高速化・高精度化の横でフィードバックやソフトウェアの使い勝手という部分には大きく手が付けられてこなかった。
弊社が新製品でこうした部分への改善提案を行うことで、FAにおける情報化推進の一助になれれば幸いである。



写真4                  第6図

「計測技術」2017年12月号
【高精度な非接触型変位センサにおける課題とその解決方法】寄稿原稿

01

02

03