印字検査

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理研食品株式会社 様
(宮城県多賀城市) HP
理研食品株式会社 様
全ラインで印字検査を実施。
自動化レベルを高めた最新鋭ファクトリー。
ロングセラーの「ふえるわかめちゃん®」をはじめ、海藻関連製品やドレッシング、
調味料など多彩な加工食品を手がける理研食品株式会社。
理化学研究所をルーツとする理研ビタミンの子会社として、
1964年に創立した同社は、三陸海岸の豊かな自然を背景に
日本の海藻文化の発展に貢献されています。
このたび、製造2グループの野口聡様に本社工場をご案内いただきました。
今回訪れたのは、仙台港近郊に位置する本社工場。
FSSC22000(ISO22000含む)を取得し一貫した食品安全マネジメントを推進される一方で、DX化の推進や自動化レベルの高い生産工程を実現されています。2011年の東日本大震災では当工場も被災し、1階が設備とともに水没。その後、グループ会社からの支援もあり半年ほどで生産を再開され、復興に向けて歩んでこられました。
2階にあるわかめスープ包装工程でまず目につくのが、2台のパラレルロボットです。検査工程においても、パッケージ不良や異物検査、具材の有無など検査装置による自動化を図られ、徹底した省人化を推進されています。

2011年の東日本大震災における浸水の高さを示すプレート。

1階にあるカットわかめ包装工程ライン。
包材のロールから給袋包装、段ボール梱包まで自動化されている。

ラインに設置されたGVS-OCR。


自動化を強力に推進する二台のパラレルロボット。

賞味期限の印字検査においても、個包装の印字から段ボールの印字まで、全ラインでカメラを導入されており、印字機の後には必ずカメラが設置されています。ここで活躍しているのが、オプテックス・エフエーの印字検査用画像センサ「GVS-OCR」です。
同機は約20台が稼働しており、NAS(ネットワーク対応HDD)を組み合わせることで、全画像保存システムを構築しトレーサビリティ対策とされています。また最近では不可視(インビジブル)インクを使用したステルス印字を一部で導入されており、製品通過時間やロットNo、重量値など何かあった際の証明を包材に印字する取組みも進められているとのことです。

使いやすさをご評価頂いたオプテックス・エフエーの印字検査用画像センサ「GVS-OCRシリーズ」のコントローラGVS-MN。

全ラインにおいて印字装置の後には印字検査カメラが設置されている。

「GVS-OCR」について野口様は「電源入れたらそのまま使える。毎日の設定で困ったことはありません」とその印象を語って頂きました。他社の製品との違いとして「検査をしながら調整できるのが特徴。カメラを止めなくても良く、生産のロスなく調整できる点が現場として大いに助かる」とのことです。
使い勝手に関しても「調整項目の一つひとつに対して、親切にガイドが組み込まれており、コントローラの中で解決できる」と気に入って頂きました。現在、既設ラインにおいても「GVS-OCR」にリプレイスを進めて頂いています。

給袋包装機に設置されたGVS-OCR。
保護等級IP67を実現し、水のかかる環境にも対応。

商品の通過検出を行うオプテックス・エフエーの光電センサZシリーズ。

現場の見やすい位置には、設備異常をリアルタイムで確認できるモニタを設置。
同社の改善活動に端を発した取組みの一つ。

段ボール印字もGVS-OCRで読取りを行い、出荷前の検査を行う。


最後に、オプテックス・エフエーのサービスサポートについて野口様にお伺いしたところ、「営業担当もテクニカルサポート担当も、フットワークが軽くてタイムリーに応えていただける。質問をしても、メールで伝わらない部分は電話や資料で補足してくれて大変助かっている」と評価いただきました。
今後もオプテックス・エフエーは、使いやすく高精度な画像センサを通して、理研食品様の品質及び生産性の向上に貢献してまいります。

製造2グループの野口聡様。
最近ではAIによる外観検査の導入・運用も推進されている。


導入製品・関連製品
カンタン操作を追求した印字検査カメラ
印字検査用画像センサ
GVS-OCRシリーズ
外乱光に対する耐性を向上
アンプ内蔵光電センサ 標準タイプ
Z4シリーズ
※Zシリーズ(生産終了品)の後継機となります。