センサの基礎知識:色による影響は?

Q:検出対象の色が変わった場合、影響はありますか?

A:光電センサは光を使って検出しているので、対象物の色変化の影響を受けるものがあります。

イメージ影響を受けるかどうかはセンサの構造や測定対象によって異なります。例えば反射式の光電センサは、対象物の色によって検出距離が変動しますが、透過型では変動しません。

Q:なぜ反射式の光電センサは、色によって検出距離が変わるのですか?

A:光電センサは、受光部に返ってくる「光の量」で対象物の有無を検出するからです。

透過型・回帰反射型センサでは、対象物が光を遮ったかどうかで判断するので色は関係ありません。
しかし、反射型センサの場合、対象物に光を当てて、その反射光量を検出します。光の量は「対象物の距離が遠くなる」もしくは「対象物の色が暗くなる」と少なくなります。対象物の色が暗く、光の量が少ないとセンサは対象物が「ない」と判断してしまいます。

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