オプテックス・エフエー:OPTEX FA CO.,LTD.「高品質、だけど低価格」

UQ1 FAQ

UQ1シリーズとは何ですか?
三菱電機シーケンサMELSEC-Qシリーズに接続できる、オプテックス・エフエー製変位センサコントロール通信ユニットです。
変位センサCD5シリーズ専用がUQ1-01、CD33シリーズ専用がUQ1-02となっています。これらは他の変位センサ(他社製品や当社CD22・CD4など)には接続できません。
三菱電機の製品ですか?
UQ1シリーズは、三菱電機の認証を受けた、MELSEC-Qシリーズパートナー製品です。
開発・製造・販売はオプテックス・エフエー株式会社が行います。
「UQ1シリーズ」1ユニットに対して、変位センサは何ヘッド接続可能ですか?
1台のUQ1シリーズに対して、最大2台の変位センサ(CD5シリーズもしくはCD33シリーズ)を接続可能です。
UQ1シリーズは、シーケンサ1台に対して何ユニットまで同時に接続できますか?
  • UQ1シリーズの消費電流は、1台あたり0.5Aです。MELSEC-Qシリーズの電源容量の許す限り、何台でも接続可能です。
  • UQ1-Navigatorで設定可能なのは「QCPUに近い側から4ユニットまで」です。5ユニット目以上はUQ1-Navigatorによる設定はできません。設定の際はGX Worksやラダープログラムで直接UQ1の共有メモリの内容を変更してください。
シリアルコミュニケーションユニットとはどう違うの?
シリアルコミュニケーションユニットは通信のみを行っており、その他の演算・判定の全てをPLCのCPUが行っていました。 このため、プログラム工数が大きくなり、またCPUにも負荷がかかります。
それに比べUQ1シリーズは、変位センサの測定値を自動で取得し、演算・判定までをユニットの内部で行います。 このためCPUには一切負荷がかかりません。 また、ユニットの内部で処理を行うので、CPUのスキャンタイムに依存せずに100μsの高速で計測・演算を行うことができます。
I/Oユニットは別途必要ですか?
UQ1シリーズは、本体に入出力端子(判定出力2点/トリガ入力2点)を備えているため、I/Oユニットが無くても入出力を行えます。
ユニットにI/O端子があるため、入出力もCPUのスキャンタイムに依存せずに、100μsでの応答が可能です。
センサヘッドの接続方法は?
Q1シリーズはネジ端子のため、センサのバラ線ケーブルと接続します。変位センサCD5シリーズの場合は別途センサヘッドケーブルDOL-1212-G05Mをご用意ください。
※5mタイプ。他にも10mタイプ、20mタイプがございます。
CD5シリーズ、CD33シリーズならすべてUQ1シリーズと接続できますか?
CD5シリーズならすべてのセンサヘッドに接続可能です(センサヘッドケーブルが必要)。
CD33シリーズはRS-422タイプのみ接続可能です(型式:CD33-□□□-422)。
MELSEC-Qシリーズとの通信方法は?
通信はMELSEC-Qシリーズの専用通信Qバスを介して行われます。
Qバスは、シーケンサCPUが制御する専用通信であるため、大量のON/OFF信号を高速にやりとりできます。
UQ1シリーズ同士の通信方法は?
UQ1シリーズを複数連結する場合、UQ1シリーズ同士は独自の赤外線通信「FIrST通信」で通信を行います。
別ユニットに接続された変位センサの値を足し合わせるなどの演算も、ユニット同士が直接通信することで最短100μs(UQ1-01)という周期で 高速演算ができます。
FIrST通信とは何ですか?
UQ1シリーズの独自の赤外線通信機能です。
MELSEC-Qシリーズのバス通信(Qバス)を介さず、直接赤外線で測定結果を送受信することで、最短100μs(UQ1-01)で演算を行います。
ソフトウェア「UQ1-Navigator」の価格は?
UQ1-Navigatorは無償です。オプテックス・エフエーのホームページからダウンロードできます。
サンプルラダー・タッチパネル(GOT)画面はありますか?
測定値の表示・設定をおこなうサンプルラダー・タッチパネルGOTの画面サンプルを用意しています。
オプテックス・エフエーのホームページ、あるいは三菱電機のホームページから無償でダウンロード可能です。 (要登録)
UQ1-01とCD5A(アンプユニット)との機能的な違いは?
UQ1-01の機能は基本的にアンプユニットCD5Aと同じですが、いくつかの機能が追加・改良されています。
CD5Aと異なる部分は次の点です。

UQ1-01の新機能一覧

  • ホールドモードに「アベレージホールド」、「オートアベレージホールド」を追加。
  • 演算式の演算子に「×」「÷」を追加。
    従来「+」「−」しか無かった演算式に、「×」「÷」を追加し、四則演算ができるようになりました。平均値などが計算できます。
  • 演算式が拡張し、1ユニットあたり演算式が3つに増加。
    演算式が変更され、「演算式1〜3」として、1ユニットあたり演算式を3つまで使用可能になりました。「厚みと平均値を両方取りたい」といったニーズにも対応できるようになりました。
  • 3ヘッド以上でも演算可能に。
    FIrST通信により、4台以上でも演算が可能になりました。
  • 「ストレージ機能」を搭載。
    新機能として、「ストレージ機能」が追加されました。読み取り結果をUQ1内部に保存し、後から吸い出すことができます。ラインでの測定結果を定期的にサンプリングして保存し、ログや傾向管理に使用したり、ワークを動かしながら連続的にデータを保存して、形状を読み取ることもできます。